【20代・30代転職】年収・働き方を整理して転職を正解に近づける

現在とのギャップを正しく理解して、後悔しない転職へ

転職活動を始める時、多くの人が期待すること

「年収アップ」
「働き方の改善」
「自身のスキルアップ」

しかし、条件面だけで希望を追いかけて動くと実際に転職した後に「思っていたのと違う…」と後悔してしまうケースも少なくありません。

そこで重要になるのが、
現在とのギャップを事前に見える化することです。

「希望」と「現実」の差を理解できれば
不安は自然と小さくなり転職の成功確率は、かなり高まると考えています。

転職の前に“現状とのギャップ分析”が必要なのか？

「年収が低い」

「休みが少ない」

「残業が多い」

「上司、周りの社員との人間関係」

こういった不満を理由に転職を考える方は多いです。

しかし、それは本当に転職して解決できる問題でしょうか？

転職市場では　

■年収が上がると忙しさが増える
■働きやすさを優先すると給与は落ちる
■役職が上がると責任が増す

基本的にトレードオフの関係が存在しています。

そのため、以下が大切になります。　

■どの条件を優先し、どこは妥協できるのか？
■現在との差をどれくらい求めるのか？
■自分の市場価値はどの位置なのか？

これを把握しないとミスマッチが起きやすいのです。

「理想の転職」を言語化する

まずは、頭の中の理想を言語化して整理すること。

下記の項目を考えることです。

【現在】と【希望】そして【その差】の３つを考えて見ましょう

■年収（総支給）
■月の残業時間
■年間休日
■通勤時間
■リモートワーク
■福利厚生
■上司・人間関係
■その他自分がこうならうれしい条件

これを可視化するとご自身が

何が不満で何を求めていて何を変える必要があるのか

一気に明確になります。

年収を正しくリサーチする方法

転職で期待する代表は「年収」だと考えられます。
でも、求人票にはすべてが書かれていません。

特に基本給、手当なのか？
そして賞与重視なのか？

※基本給をベースに考えられることが多いので基本給の設定が大切な判断項目になります。
例えば、賞与も基本給をベースに考えられます。

年収を見る時の注意点

■給料面
※手取りは、人により差が出ますのであまり記入はありませんが額面なのか手取りなのか確認してもいいかもしれません。

■固定残業代が何時間分含まれているか
通常業務の中に見込み残業代としての給料が含まれていることがあります。

■賞与の支給基準は？売上連動？
業績により支給している企業が多くあります。
過去の実績を記載しているところが多いです
また、最近では賞与をなくして月給に回している企業もあります。

■各種手当がどれくらいあるか
基本給とは別に給料に反映してきます。

例えば
・住宅手当
・家族手当
・交通費手当など
他にも企業によって異なります。

■昇給の仕組みはあるか？
明確にキャリアパスが用意されているのか
頑張る方向が明確でないと上司の匙加減でしか昇給するのが難しいです。

年収情報を得る場所

■求人情報（転職サイト）
■転職エージェントへのヒアリング
■口コミサイト※実情の補助的情報として
■同業界の統計データ
■SNSやオンラインコミュニティ

※口コミサイトは「個人の感想」と捉えて複数情報を照らし合わせることが大切。

働き方を調べる時に重要なポイント

働きやすい職場は数字だけでは測れません。

チェックすべきは次の５つと考えています。

■労働時間（実際の平均）休日の取りやすさ/有給消化率
この点に関しては、冒頭でお伝えしたように給料面とのトレードオフの場合も多いので考えようです。最低限のラインを決めてからは優先順位の問題です

■裁量権の有無・働き方の自由度
現場の意見が取り入れられずに経営層の意見の身ではきついのもがあります。
また、前職の話をするのは基本的に控えた方が良いですが前からの習慣でなんとなく行っていることや非効率な業務に関しての意見は取り入れられる環境なのか？

■人間関係/離職率
特に見たいのは、中堅クラスの人がどのくらいなのかと入社歴の浅い社員の離職率です。

■教育体制や自己成長の機会
自身のキャリパス
新人、新入社員の研修
社内の研修制度については確認いておきたいです。
気を付けなければいけないことは、社内でしか使えない人にはなってはいけません
自身の学びを止めずに実力をつけないと厳しいです。

■会社の将来性・事業の安定性
自身が独立して経営していくのか？
会社に勤めるのか？
将来はわからないが安定している会社に入ることをおすすめします。

ギャップの正体を掘り下げる

転職条件で大切なのは
不満の原因の本質を見つけること。

年収に不満 → なぜ？

■同世代より低い？
■家計の負担が増えた？
■仕事量に対して評価されていないと感じる？

残業が多い → なぜ？

■労働環境の問題？
■自分一人に仕事が偏っている？
■スキル不足で時間がかかっている？

※原因によっては、現職で改善できる場合と転職では解消できない場合があります。

だからこそ、
理由の両面から分析することが重要です。

まとめ

求める条件に優先順位をつける

転職で後悔する多くは全部を求めすぎた結果、中途半端な選択をしてしまうこと。

理想を100％叶えるのはほぼ不可能です。

■絶対譲れない
年収400万以上
年間休日120日以上

■可能なら叶えたい
リモート可
残業月10時間以内

■できればあったら嬉しい
社食あり
おしゃれなオフィス