ご自身の自動車保険の内容理解していますか?

交通事故治療

本日も交通事故に遭われた被害者側の患者さまが来院されました。

幸いにも初見上は大きな外傷は
なかったので良かったと思いますが信頼のおける整形外科の先生をご案内しました。

どこで起こるのかわからない突然の交通事故。
どんなに注意していても、もらい事故や駐車中の接触など、思いがけず巻きこまれることがあります。

googleによると
1年間で交通事故に遭う確率は約0.2%ですが、一生涯ではその確率は高まり、約7人に1人が交通事故に遭遇する可能性があるとされています。
年齢が重なるにつれて事故の確率は比例して増加し、30歳までに約15%、50歳までには約25%の人が事故に遭う可能性があるとされています。

そんなときに頼りになるのが「自動車保険」です。

ある統計では、保険加入率は全体の7割ほどだそうです。
意外にも任意保険未加入の方がいるとのことです。

また自身の保険の内容をしっかり理解している人は意外と少なく
「よく分からないけど毎年更新している」
「いざというときに困る」
という方も多いのではないでしょうか。

この記事では整骨院で交通事故患者さんを多く対応してきた経験から
本当に必要な補償・いらない補償を見極めるポイント をわかりやすく解説します。

TAKE先生
TAKE先生

自分の自動車保険の内容を把握していますか?

まず最初に確認したいのが、
「自分がどんな補償をつけているのか?」という点です。

契約書やマイページを開いても難しい言葉ばかりで良くわからないから
正直読むのが面倒だと思うかもしれません。

ですが、事故が起きてから
「補償ついてなかったの!?」

と気づいても遅いのです。

実際に患者様に弁護士特約つけていますかと聞いてもわからないと答える患者様も多いです。

特にチェックしておきたいのが次の3つの補償です。
■車両保険
■人身傷害保険
■弁護士特約

この3つを理解するだけでも、事故時の対応力は上がると思います。

TAKE先生
TAKE先生

車両保険×
人身傷害保険○
弁護士特約○

車両保険はかけていません

人身傷害保険(特約)と弁護士特約はつけています。

自身が対応していると必要なものと払わなくていいものはわかってきます。
ご自身で調べてから見直すことで家計の固定費を抑えることができるかもしれません。

車両保険について

まず、車両保険についてです。
自分の車が事故で壊れたときに修理費を補償してくれる保険です。

一見安心に思えますが、
実は修理費全額負担してもらえるわけではないので損してしまうこともあります。

たとえば、年式の古い車や中古車の場合、実際の修理費よりも保障してもらえる金額が安く結局自己負担しなければいけない場合があります。
保険料を払っているのにもったいないケースがあります。

また、保険を使うと翌年の等級が下がり
結果的に数万円単位で保険料が上がってしまうこともありえます。

「保険は、使えば使うほど保険料が上がり負担が大きくなる」仕組みになっているのです。

TAKE先生
TAKE先生

よほど高額車や新車でない限りは
「車両保険はつけなくてもよい」という判断も十分にアリです。
※新車でも全損扱いになっても購入した全額は、もらえないと考えた方がいいです。

人身傷害補償は「入っておくべき」

大切なことなので2回言います!!!人身傷害補償は「絶対に入っておくべき」です。
たまにつけていない方がおられます。
統計的には、30人に1人ほどと思います。

しかも特約なので使っても翌年の保険料は上がりません
等級も下がりません

人身傷害補償(特約)
これは、自分や同乗者がケガをしたときに補償してくれる非常に重要な保険です。
「相手が悪い事故だから相手の自賠責+任意保険で治療費が出る」

と思う方も多いですが、実際にはそうではありません。

実際の交通事故には、
過失割合の問題や、相手が任意保険未加入の場合など様々な問題があります。
その際にあなたを守ってくれるのが「人身傷害補償(特約です。

整骨院で交通事故治療を受けている患者さんでも、
この補償に入っていたことで通院費や休業補償がスムーズに支払われたケースは多くあります。

必要になる例として
このような場合に一時的に支払いを負担してくれたり担当者として対応してくれる
■事故相手がごねている場合
■こちらが事故の加害者側であるとき
■事故相手が任意保険未加入の場合

1つ注意したいのが、補償の支払い条件です。
人身傷害補償には大きく分けて以下の2タイプがあります。
■【タイプA】事故からの「通院日数」に応じて慰謝料が変わるタイプ
■【タイプB】「治療期間(日数)」に分通院すると定額(10万円)など決まった金額が出るタイプ

弁護士特約はあった方がいい

最後に、弁護士特約です。
これを付けていない人は、入れることを考えてもいいかもしれません。

こちらも特約なので使っても翌年の保険料は上がりません
等級も下がりません。

交通事故では、相手との示談交渉や保険会社とのやり取りで
「どうしても納得できない」という場面が少なくありません。

過失割合も本人同士が納得しない限り成立しません。

しかし、自分で交渉しようとしても専門知識がなければ太刀打ちできません。
弁護士特約をつけておけば、弁護士費用が300万円までは無料でカバーされるため、
法的に正しい手続きを踏んでスムーズに解決することができます。

弁護士費用を上限300万円まで補償してくれるものです。
整骨院の弁護士費用は、もともとの慰謝料に増えた分に対しての成果報酬がほとんどです。
また弁護士さん基準で慰謝料を交渉した方が多くもらえます。

弁護士特約を入れるメリット

弁護士さんを入れるメリット交通事故での慰謝料についてはこちら

基本的には、
およそ年間で5000円くらいなので月にすると400~500円程度なので加入もありかと思います。
内容によっては、車の事故以外にも日常でもトラブルに対応してくれるものもあります。

保険は安心を買うものです。

ここまで読んでみると、
「やっぱり保険って複雑…」と思うかもしれません。

でも本質はシンプルです。
保険は「お金のために入るもの」ではなく「安心のために入るもの」です。

事故は一生に一度あるかどうか。
しかし、その1回で人生が大きく変わる可能性があります。

内容を理解していなかったがしっかりと保証が付いていて助かったという患者様も多く見てきています。

そのリスクに備えておくことが、家族や自分を守る一番の方法です。

■車両保険 → 必要な人はかなり限られる(古い車なら高級な外車でなければ不要)
■人身傷害補償 → 絶対につけておくべき
■弁護士特約 → 万が一のときに強力な味方

TAKE先生
TAKE先生

この3つを正しく理解し、今の契約内容を一度見直してみてください。

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