交通事故での治療~整骨院の選び方3つのポイント~

交通事故治療

交通事故に遭われた際、体の痛みを抱えながら、どこで治療を受けるべきか、保険会社とのやり取りはどうなるのか、といった多くの不安を抱えることになります。
現在通っている整骨院がある場合は、まずはそこで治療を続けることが大切ですが、「本当にこの治療院で大丈夫だろうか?」という疑問も湧いてくるかもしれません。
ここでは、安心して治療に専念し、正当な補償を受けるために、交通事故治療を行う整骨院を選ぶ際に、あるいは現在の整骨院に確認すべき「3つの重要チェックポイント」徹底解説します。

整形外科との医療連携はできているか?

なぜ医療連携が必要なのか

交通事故によるケガ(むち打ちなど)の治療では、「整形外科」と「整骨院」の両方を併用することが非常に重要です。

それぞれの役割が異なるためです。

交通事故の治療においては、整形外科での診断や定期的な診察が、ケガと事故との因果関係を医学的に証明し、治療の必要性を保険会社に示すための絶対条件となります。
特に、治療が長期化した場合や、万が一後遺症が残った場合に「後遺障害診断書」を作成できるのは医師のみです。

チェックポイント

「病院へ行くべき理由」を説明してくれる

優良な整骨院は、患者様が不利益を被らないよう
「初診時(事故から14日以内)」
「月に一度i以上は必ず提携・連携している整形外科で診察を受けること」
2点えを理解しています。重要性をしっかりと説明し、そのための紹介や情報共有をスムーズに行う体制を整えています。
「提携・連携している整形外科がありますか?」と尋ね、紹介がスムーズかを確認しましょう。

整骨院での施術を受けつつも、医師による定期的な診断を欠かさないことが、治療費の適正な支払い、そして最終的な慰謝料の算定において、極めて重要な鍵を握ります。

保険会社との「対応」をしてくれるのか?

治療費打ち切りや交渉の煩雑さからの解放
交通事故治療で最もストレスとなるのが、保険会社との煩雑な手続きや交渉です。

特に、治療が長引くと保険会社から「治療費の打ち切り」を打診されることがあり、患者様ご自身で対応するのは精神的にも大きな負担となります。

整骨院は治療の専門家ですが、同時に交通事故の「保険・法律」に関する知識と経験が求められます。

チェックポイント

交渉代行・アドバイスの有無
交通事故治療に慣れた整骨院は、患者様の治療に専念できるよう、次の対応を代行またはサポートしてくれます。

連絡窓口代行
保険会社への連絡や、治療状況の説明を整骨院側で対応してくれるのか

治療期間のアドバイス
治療の打ち切りを打診された際、医学的な見地から「今の時点での治療の必要性」を保険会社にしっかりと伝達してくれのか

自賠責保険の知識
自賠責保険の仕組みや、治療費が窓口負担ゼロになるための手続きを熟知しているのか

TAKE先生
TAKE先生

整骨院が窓口となって保険会社と適切にやり取りすることで、患者様は治療費の心配をすることなく、治療に集中できます。「保険会社とのやり取りは全てお任せください」と自信を持って言える治療院を選びましょう。

専門の「弁護士」と連携しているのか?

慰謝料の増額と示談交渉の専門知識

交通事故の治療が終了し、示談交渉の段階に入ると、治療費だけでなく「慰謝料」や「損害賠償」といった法律的な問題が発生します。

整骨院は治療のプロですが、法律の専門家ではありません。
直接交渉ができるのは、法律上弁護士さんと患者さん本人です
示談交渉は、交通事故対応を専門に行う保険会社が相手のため、被害者ご自身で進めると、本来受け取れるはずの正当な慰謝料(弁護士基準)よりも大幅に低い金額(任意保険基準)で示談してしまうケースが多発します。

チェックポイント

弁護士紹介制度・提携先の有無
交通事故治療に特化した優良な整骨院は、患者様の「正当な権利」を守るため、交通事故対応に特化している「専門の弁護士」と連携しています。

「提携している弁護士はいますか?」「弁護士紹介はお願いできますか?」と確認しましょう。

弁護士に依頼することで、慰謝料の増額、保険会社とのすべての交渉を任せることができ、精神的な負担を大きく軽減できます。

特に、ご自身の自動車保険に「弁護士費用特約」が付帯されている場合、実質的な自己負担なしで弁護士に依頼できるケースがほとんどです。
この特約の有無や利用方法についてアドバイスしてくれる整骨院は、非常に頼りになります。

※弁護士特約がついていない場合にも弁護士さんにお願いした方が良いパターンもあります。

治療と補償、両方を守ってくれる整骨院を選ぼう

交通事故の治療院選びは、単に「体が楽になるかどうか」だけでなく
「後遺障害認定」「適正な慰謝料の獲得」といった後の人生に関わる補償に直結します。

問い合わせの際には、以上3点を確認されてから来院をお勧めいたします。

具体的な流れについてはこちら

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