整体師はやめとけと言われる理由~目指す前に知っておきたいこと

就職・転職

整体師は「やめとけ」という意見も耳にすることがあります。
実際に整体院で働く意見と考え方をまとめました。

給料水準と不安定性

特に時間での施術を提供するビジネスになりますので必ず一人当たりの生産性(診療できる人数)には限界があります。
そこで自分ができる限界はあるので総合的に見た時の業界の給料水準は高いとは言えません。

また、歩合制を取り入れている職場も多くあり、初めはなかなか給料に直結しないことも多いです。
新規集客が少ないと比例して収入が低くなる傾向があります。
特に未経験からのスタートは給与が低い場合が多いです。

一概にすべて低いわけではなく、経験を積んでいくにつれて上がっていくことは予測できます。

整体師の給料についてはこちらをご覧ください

労働時間が長く体力的な負担が大きい

一日の労働時間は長く、施術は立ち仕事で長時間にわたり、全身に負担がかかります。
不規則な勤務や早朝・深夜の勤務になることもあります。
朝は早く、夜は遅く体力的についていけずに辞めてしまう先生もいました。

昼休みが長く午後(夕方)からの診療になので業務終了が遅くなることもあります。
自身で運営しているのであれば予約以外の時間を自由に使うことができますが勤めですとそうもいかずに疲労してしまいます。

さらに、人を治す立場のはずが先生自身の腰や肩、腕に負担がかかります。
このため、整体師は腰痛や腱鞘炎、肩こり、背部痛などのご自身が痛みに悩まされることが少なくありません。
整体師の方が体が悪いといわれたものです。(笑)

TAKE先生
TAKE先生

自身も肋間神経痛が出てしまい他院の先生に治療を受けに行っていた時期もありました。

競争が激しく集客が難しい

整体業界は競争が激しく乱立しているため
安定した集客を続けるにはかなり勉強と時間が必要になると思います。
治療と同じくらい集客も学べと言われる時代です。
ひと昔前は、院を開院すれば勝手にお客さんが来る時代もありましたが、今は違います。

インターネットの普及により来院する前にかなり調べてから来院されます。
どれだけ技術のある腕のいい整体師でも検索でヒットしなければ目にも止まりません。

同時に整体師は国家資格が必須ではないため参入しやすいといわれています。

それもあり実力や施術内容を気にしなければ明日から整体をはじめることはできます。

整体院などの数が多いのはこういった背景があると考えられます。
多くの整体院がひしめき合う中で、新規のお客様を獲得し、リピーターになってもらうのは簡単ではありません。

技術力だけで成功できるほど甘くはなく、他院との差別化を図るための強みや専門性が不可欠です。
院のコンセプトや得意な分野など自己分析も欠かせません。
そのためには、時間がかかることでしょう。

さらに、SNSやウェブサイトを活用した集客やお客様へのフォローなど、従業員として働く場合でも集客について考える必要があります。
施術だけではなく、どうすればお客様が満足し、また来てもらえるかを意識することが、この仕事で長く活躍するためのポイントとなります。

人間関係の難しさ

整体師は、お客様とのコミュニケーションが最重要というほどです。

一対一で体の悩みを扱う仕事なので信頼関係の構築が不可欠です。

施術前にはお客様の悩みや要望を正確に聞き出すヒアリング力や傾聴

施術後には、状態の説明や改善プランを丁寧に説明する能力が求められます。

しかし、お客様の感じ方はさまざまで、悪気のない対応やよかれと思った対応が不満につながることも少なくありません。
直接体に触れる仕事のため、些細な言動や行動が不快感を与え、クレームに発展するリスクもあります。

高い技術力だけでなく細やかな対人スキルが常に要求される点も、この仕事の厳しさといえるでしょ

マイナスの面もありますがやりがいはかなり感じられると思います。
自分も働いているなかでよかったと思える場面知識があってよかったと思えることは多くあります。

自分の手技で人の役に立てる実感

お客さんに直接お礼を言われること、先生のおかげと言われることは大きなやりがいになります。

自分の手技で、直接人の役に立っていると実感できる点も、整体師の魅力です。

仕事としてやるのであれば会社の売上やノルマは考えなくてはいけません。
しかし、利益、売り上げを考えずに本当に目の前で悩んでいるお客様の健康をサポートするという貢献意識が、仕事の満足度を高めることは間違いありません。

自身の知識と技術で不調を改善できたときの達成感はかなりうれしいものです。
この瞬間が楽しくて施術していると思います。(笑)
施術を重ねるごとにお客様からの信頼も深まりコミュニケーションの取れた状態はかなりやりやすいです。また自身の成長を感じられる瞬間でもあります。

手に職をつけることで自信が生まれ、多くの人との関わりを通して人間的にも豊かになれる、やりがいの大きな仕事です。

スキル、経験次第で高収入や独立開業を目指せる

整体師は、スキルと努力次第で高収入や独立開業の夢を叶えられる仕事です。

この業界にいれば一度は考えることだと思います。

独立までいかなくても技術力を磨き、お客様から多くの指名をもらえるようになれば、歩合給などで収入は上がっていきます。

開業に向けて経験を積み重ね、人気の整体師になれば、会社員時代(前職)よりも稼げる可能性があります。
稼げてくるともっといけるという思いが出てきて開業しても大丈夫という自信が出てくる頃だと思いますが
※実際に開業と雇われは別物だと思って下さい。

小さく始めることをお勧めします。
開業前の週末整体はこちらをご覧ください


そして将来的には自分自身が理想とする整体院を持つ道もあるのです。

かなり大きいメリットだと思います。
経験をつけてくるとまず自身の体の不調を読み取れるようになります。

TAKE先生
TAKE先生

自身も腕の骨折をした際に驚異的な回復と先生に言われたほどでした。(笑)
わかっていると感覚的にこうした方がいいかなと予測をたてることができます。

家族が痛みできついときに楽にしてあげることができます。
ただマッサージをするときもあれば体を整えること(整体)をすることもあります。
危険な不調の出方がありますがいち早くきがつくことができ早期発見できる可能性があます。

■障壁が低いので始めやすいためライバルが多い
■経験を積むまで時間がかかりその間収入が上がりにくい
■拘束時間が長く体力が心配

TAKE先生
TAKE先生

自身も拘束時間で12時間じつ労働時間は毎日10時間診療する。

ひとのためにやりがいは大きい

■頑張れば収入上がる可能性がある

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